どれにしようかな それは神さまのいうとおり 赤豆白豆三度豆 ちいさい頃から知っている数え唄。調べると、地方によって唄の文句もいろいろ。 五月の季語にはソラマメがあって、店頭でいちばん見かけた五月の末。 でも値段は高くて高くて、おなか一杯食べただのと聞くと、地団駄を踏むほどうらやましかった。 わたしは豆類がそう好きなわけでもないんだが、 ソラマメだけは別、ソラマメになる夢を見るくらい、どんぶりにひとつ一人占めしたいくらい。 運動会だ祭りだ人寄せだ、、と、行事があれば当たり前のように赤飯を炊く人を幾人も知っている。 「赤飯に味噌汁、お新香、煮物があれば誰が来ても大丈夫。」 香の物は季節の野菜だろうし、煮物は身欠きニシンの煮物だろうか。 わたしの中の『お母さん』とはこうしたイメージで、お母さんとは偉いな、と思う。 そういうことに、母、西太后もわたしも疎かったからなおさら。 赤豆とはアズキのことだろうか。白豆とは白花豆? 北海道から両親に送られてくる赤豆や白豆のいただきものを いつもわたしが煮る。 今は好きになったけれど、ちいさな頃には赤飯が嫌いで、カレーをかけたら、バチが当たると叱られた。 それでも、煮てどんぶり二杯はあるアズキを食べきれずに、トマト煮込みにしたりする。 メキシコの料理には似たような豆料理があるのだから、いいか。白豆も、もっぱら豆のサラダだ。 三度豆とはエンドウ豆のことだろうか。畑のサヤエンドウはそろそろおしまい。 畑のものを見て歩いたら、今年はいいものをみつけた。 毎年、葉ばかりだった山椒の木に、実がなった。 しばらく見ていなかったアゲハの幼虫がもぐもぐと葉を食べてまるまると太っていた。 口を上から下に動かして葉を食べる様子にしばらく見入ってしまった。 あんまりかわいいので、ちょん、とちょとだけ頭に触った。ほんとは触っちゃいけないのだけれど。 今夜は豆のお話。でも山椒の実って、豆とは言わないような、、、。 映画「妖怪大戦争」には水木しげる翁が出演していてうれしかった。 忌野清志郎が妖怪ぬらりひょん、物語の結末の鍵になったのは、妖怪あずきあらいだったっけ。
by NOONE-sei
| 2007-06-10 03:32
|
最新の記事
お気に入りブログ
文章百珍
*【百夜話】
04年11月~05年04月 *【新百夜話】 05年05月~06年02月 *【新々百夜話】 06年03月~07年02月 *【新々々百夜話】 07年03月~09年01月 *【その後(五)の百夜話】 09年02月~11年01月 *【その六の百夜話】 11年02月~15年11月 *【その七の百夜話】 15年12月~ カテゴリ
profile(1) 百夜話 本日の塾(9) 新百夜話 本日の塾(12) 新々百夜話 本日の塾(9) 新々々百夜話 本日の塾(4) その五の百夜話 本日の塾(3) その六の百夜話 本日の塾(1) 百夜話 父のお話(19) 新百夜話 父のお話(4) 新々百夜話 父のお話(8) 新々々百夜話 父のお話(12) その五の百夜話 父のお話(1) その六の百夜話 父のお話(2) 仮想紀行(4) 本日の産声(8) 本日の道草(9) 数のない夜(23) 東京散歩(5) ときおりの休息 壱(14) ときおりの休息 弐(8) ときおりの休息 参(12) ときおりの休息 杜の都(4) 秋の図鑑(6) 閑話休題(22) 絵のような 文のような(5) 書庫まつり(12) 趣味の書庫話(→タグへ) 百ケ日連打(9) さくやこのはな タグ
検索
以前の記事
2018年 12月 2017年 12月 2016年 12月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 03月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 04月 more... 画像一覧
その他のジャンル
記事ランキング
ライフログ
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||