はじめに : 今夜の夜話は、本編を観る予定なら読まないほうがいい。 「ラッキーナンバー7」を観た。 いいじゃないか、これ。 ひとつの死体に仕掛けがいっぱい。 観る前に、原題を見ちゃだめだよ。 できるならポスターも見ないで本編を観たほうが、楽しい。 なんにも知らずに観たほうが、知能をぐるんぐるんに回されて楽しく疲れさせてくれるから。 英語の言葉のあやとりが楽しい。 wrong time ・・long? wrong place wrong number goodkat ・・cat? lucky number 7 ・・seven? この映画、復讐の物語とも、大きな意味で父と子の物語ともとれるし、 実際には死体がいっぱい、血がいっぱい、陰険でどうしようもなく暗い物語なのだが、 可愛い愛の物語でもあって、それが映画に明るさを与えている。 ジョシュ・ハートネットの鼻血が可愛い。 ずっとずっと、映画が終るまで、運のない、情けない、頼りない、目に力のない、 そんな明るい若造姿でいて欲しかったのだけれど。 タオルを腰に巻いた裸はどうでもいいんだが、シャツにはアーガイルのベストだなんて、 若造にぴったりの清潔感じゃないか。 モス・グリーンのベストが綺麗。 ルーシー・リューがちっちゃくてくるくる動いて可愛い。 こんなに可愛かったら、悲しい顔はさせられないね。 わたしが彼女を観たもののほとんどは、アクションだとかSMの女王様だとかだったもので、 アジアン・ビューティと聞いても、さして魅力的とも思わないでいた。 けれど、「カンパニー・マン」(ヴィンチェンゾ・ナタリ 米2002)という妙に印象に残る映画に、 ルーシー・リューはちょっと可愛い役で出演していて、もしかしたらエキセントリックな役じゃない ほうがいいのかもしれないと思っていたら、これほど可愛いとは。 ラベンダーの色がよく似合う。 この色、ちょっとしか見えないから、見逃すかもしれないけど。
by NOONE-sei
| 2007-01-29 14:01
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