うわ、明日は五月だ。 もう早春などと言ってはいられない。 梅が咲き花桃が咲き桜が咲き、桜が散りかかる頃に実のなる桃の花が咲き、 その桃の木に葉がつくと街路にアメリカハナミズキが咲き出す。 今はちょうどそのハナミズキが満開。 ハナミズキはすこし品のない花だと思うのはわたしだけだろうか、花のひとつひとつが大きすぎる。 すぎるのは四月もそうで、 新年度であり早春の爆発するような開花があり身辺に大きな変化がある。 消費税の加算は過算とも言い換えられ、福祉制度は大きく見直され介護者に負担を過重したことは 税率の目くらましであまり知られていない。 母が台所に立ち、包丁を持ったり洗い物をしたりするのをうながし援助してくれていたヘルパーさんの 時間が半分に短くなった。 二時間あれば、ヘルパーさんは母に、家族のために天ぷらを揚げるという充実感を与えてくれた。 実際にはなににつけ危なっかしく、だからこそヘルパーさんの介護技術がものをいうのだが、 そういう現場のクオリティを認めてもらえなくなった。 つまり母には、一時間で用意し食べさせ終えればそれでいいという内容に変わった。 わたしには与えてやれない刺激や会話や傾聴、そして家事をやり遂げる充足感、それらを ヘルパーさんにはこれまでたくさんもらった。 政治も制度も品がない。生きる心地も生きている心地もこんなに身近にあるというのに。 過ぎたるは及ばざるが如し、けれども及ばなすぎると追いつかなくて幸せから遠ざかる。 福祉、その意味は「幸せ」だろう? 今夜のお写真はおっかけたら追いついた馬。 26夜 ときおりの休息 弐 秋は馬車に乗って2009,09,13 今から五年も前のこと、うちの近くまで散歩に来た馬たちにようやく会えた。 行ってみたらほんとうにうちの近くに馬場があって、わたしの姿を見つけたら柵までたかたかと寄ってくる人懐こさ。 そこでは田んぼの中に馬場があって三頭の大きな馬を飼っている。 ほんとうは鼻づらを撫でてやりたかったのだけれども、飼い主がトラクターで田おこしをして近くにいなかったので 残念だったが我慢した。 今年の春は、先日うちからすこし離れたところで、逃げ出してのんびり路肩の草を食むポニーを二頭見かけたし、 馬づいているなぁ、と思ったら午年(うまどし)なのだな。 □三月中旬には □四月初旬には □四月中旬には ■おまけ 女ともだちと昼ごはん
by noone-sei
| 2014-04-30 23:29
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