日々のあれこれを言祝(ことほ)ぐとき、 その、「あれこれ」というのはどれなのかと、ふと思う。 こんなふうに夜も更けてから夜話を書くとき、 どのちいさなことを書こうか、と思い巡らすほどに、その「ちいさなこと」は「あれこれ」ある。 こころを鎮めて文字にする、この「ちいさなあれこれ」を わたしのために『日々のなりたち』と名づけてくれたかたがいた。 年が改まって、気持ちが改まったら、ひとには大切に思うことが視えるのだろうか、 他所の文章で、つながりはないのに奇しくも二箇所で、こんな文をみつけた。 「現実の世界をちゃんとつないでおくこと。」 「日々の暮らしを手元から見るような視線。そこから大きな物語に目をやるという作業。」 わたしには「他所様のいい文章」というとっておきのフォルダがあって、 忘れがたい文や文章に出会うとそっとその文箱にしまう。 他所様の大切に思うことを誰に言うでもなく、わたしだけの感じ方で。 ネットではウェブログだけでなくたくさんのつぶやきやさえずりが現れては消えるけれど、 その箱にはきらきらした言葉が詰まっている。 ・・ほんとうにちいさな箱なのだけれども。 □ときどきの、日々のなりたち 見よう見まねで母が畑をやるようになった。裏の工場のおじさんが「畑の先生」になってくれる。 秋に植えた玉ねぎの苗の成績が悪いので、見かねて自分の畑から苗をどっさりくれた。 そうそう、今日は雪が降ったけれども、玉ねぎの苗はしゃんと茎が立っていた。 お写真の白菜は大きくならなかったものなので、すぐに使う。
by noone-sei
| 2011-01-08 00:10
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