この地の柿はほとんど渋柿で、ゴマ柿といわれる黒の斑点の入った甘柿はほとんど見ない。 方角が悪いと切り倒してしまったうちの柿の木は、まだひこばえが出てこない。 ひこばえ、っていい言葉だと思わないか? 切り株から細く新しい新芽が出ているのを見ると、なんともいえぬ気持ちになる。 また切り取られるかもしれぬのに、緊急措置を己の体に施す樹木のしたたかさ、 その強さ。 今夜は渋を焼酎で抜いて食う渋柿のお写真を。 お姑さんの畑には、柿の木が五本もあり、橙(だいだい)色の実がびっしりと付いている。 付くというより点くという感じ? 我も請う?吾も乞う?吾亦紅?なんてせつない語感だろう。 ほんとうの意味はよく知らない、でも知らなくていいような気もするんだ。 夏ハゼのソースはブルーベリーソースよりも地味だが、癖がなくて、わたしは美味いと思う。
by noone-sei
| 2010-10-26 04:25
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