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74夜 ときおりの休息 参  水の華


美しい言葉だろう? ・・水の華。
美しすぎると思わないか?
華ならぬ花ならぬ鼻が白むのはこんな言葉なんじゃないかと思う。

だいたいにして、なんだ、水の華って。
わかったような印象を受けながらぜんぜんわからないじゃないか。
もやもやとして。

そうなんだ、もやもやとしているものと闘っていたんだ。
水の中の藻と。
大発生して、池が眼の覚めるような緑になってしまった。

この悪さばかりする藻の別名が水の華。
網で掬おうにももやもやと漂って正体がない。
鯉はエラにこれが絡んであっぷあっぷするし、毒気もある。
丁寧に掬ったものはこの暑さで乾くと潮の匂いがする。
憎らしいものなのだから、匂いじゃなくて臭(にお)いと言おう。

正体を現わせ。本当の名はなんだ。
・・アオコ。
憎らしいアオコ。可愛くないから半角の コ じゃなくてコだ。





気を取り直して今夜のお写真は重厚な近代建築を。


□京都文化博物館
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内部の意匠は次の夜に載せるので、今夜は外観と細部を。


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博物館の入り口。


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入り口の上の屋根。


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博物館一階の窓のひとつ。


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一階窓の上の意匠。


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外壁柱のレリーフ。

お写真はともあれ、なんて美しい建物なんだろう。
つづきはまたあした。



ところでここ数日闘っていたアオコへの腹立たしさを喩えてみようと思う。
漫画に「ブラッディ・マンデイ」(龍門諒原作・恵広史作画)というのがあって、
テレビドラマも面白かったのだけれど、劇中でハッカーの仕掛けに腹立たしい思いをさせられるのがこれだ。
見たらほんとうに腹が立つので、それでも構わないという人だけが見てくれ。






           「馬鹿がみる」








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by noone-sei | 2010-09-08 03:09 | ときおりの休息 参(12)


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