21夜 さんざめく宝石


梅雨は明けたの、明けないの?
そのせいか、まだ夏が来た気がしない。
いや、十分それ以上に暑いし日に焼けるし、
綿羊までの散歩道は両側に桃畑、道々が桃の甘い香りで満ちている。
桃農家は総出で桃の選定や収穫に追われているのだから、
季節は夏真っ盛りなのだ。

気分が乗らないまま、このまま撮り貯めておいたお写真の鮮度が落ちるにまかせていたら、
きっと写真群は保管庫ゆきだ。
すこし季節のずれたお写真だけれども載せてゆこう。
七月のあれこれ。

                         *

七月の初め、生まれて初めてのさくらんぼ狩りをした。
果樹畑のあいだを抜けて毎日高校に通う子ども達が、おそれ多いと語る宝石の王、さくらんぼ。
この地も近頃ではさくらんぼ農家が増えたけれど、
ネットで囲われているのでそこが特別な場所だとすぐにわかる。
今でこそ、この地でも時間制限つきの食べ放題ができるくらいに木に実が生(な)るようになった。
けれども生まれて初めての宝石狩りはいつの日か本場山形でと思っていた。

ところで、塾のちいさいさんたちに、わたしは新しいことを教わった。
野菜と果物のちがい。
木に生るもの、土に生るもの。
イチゴが野菜だったって、知っていた?
わたしはまったく知らなかった。
さくらんぼは、果物 ・・だろう?

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なんにも知らないわたしのために、
ちいさいさんが書き記してくれたもの。ありがたいありがたい。



さくらんぼ狩り
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枝にたわわ。
・・こういうちいさなものの群も、たわわっていうのか?


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真っ赤な実の原種の木が近くにある。
原種は大味で甘みも薄い。交配して作った佐藤錦の味や食感の美しさ。

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指の間からこぼれるようなさくらんぼ。
ここは一日中さくらんぼを食べていてもいい農園。
のんびり、一本一本の木それぞれの実を食べてみると、どれもすこしずつ味がちがう。
気に入った木があったら、脚立を立ててそれに登り腰掛けて、高いところから景色を見ながら実をほおばる。



新々百夜話 本日の塾 46夜 さくらんぼ伝説



おまけ
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いかにも夏というくらいの暑い日、
鉄鍋で煮た山菜汁に、冷水で締めた蕎麦をつけて食う。


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山形県の蕎麦は、旨いんだが太い。
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by noone-sei | 2009-07-31 23:58 | その五の百夜話 本日の塾(3)


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