8夜 本日の春


いつも春になると思うことなのだが、
なぜ三月の春はもたもたと寒々した春で、
なぜ四月の春は急に駆け出すのだろう。

四月四日あたりの清明の声を聴いたとたんに、
花々が転がるように咲き始めた。
噴(ふ)き出すような、こぼれるような、気が狂ったような春である。




今夜のお写真は、うちの近くの畑の春を。
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田んぼの真ん中に花桃畑。


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花桃と木瓜と連翹と桜。


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花桃と桜。



近くで見るとこんな感じ。
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ソメイヨシノは堂々たる桜の樹木だけれども、
寄り集まって咲くこの花の群も愛らしい。これはなんという名?


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これは実のなるほうの桃の花。夏に大きな実をつける。花びらが開ききる直前の花。


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ついこの間まで芽選(すぐ)りに忙しかった果樹農家の年寄りが、今度は花選りに忙しい。
桃の実が成れば実選りをして大きな実にしてゆく。
芽選りをしないで花のついた桃の木は、実ならぬ花がたわわで美しいのだとか。
花にたわわとはおかしな表現だけれども、ほかに言葉がみつけられない。


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桃畑の近くには雪柳の白。
ついこの間まで雪が降っていたのだったっけ。


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夕暮れまで芽選りをする年寄りの向こうに、夕焼けの吾妻連峰。



すこし撮り貯めていた野菜のお写真はまた次の夜に。
by NOONE-sei | 2009-04-11 01:20 | Comments(6)
Commented by bbking1031 at 2009-04-11 07:58
わーい!
楽しみです。
Commented by NOONE-sei at 2009-04-11 09:58
osaさん、
きゃー、おはようおはようおはようです♪
そちらも百花繚乱でしたね。
春の勢いがすごすぎるので、お体を壊さないようにしないとですよ~~
Commented by ひす at 2009-04-11 12:58 x
本当に春は動き出すと、転がるように速くなりますね。
こちらも、「もう初夏?!」ってな感じです。

さて、今年も花の季節ですね!
本当にいつもすばらしい!
寒さに耐え抜いた反動でしょうか?
勢いがすごいですよね。
たわわ?
うん、たわわですよ!

桃の花の写真。
とても愛らしいので、「これがあの大きな実に…?」
なんか不思議な感じです。
でも果実が実るまでの手間は、やっぱ大変なんですね。
Commented by NOONE-sei at 2009-04-11 17:52
ひすさん、
毎年こちらの花のとりどりを楽しみに観ていてくれてありがとうです、ぺこり。

街の桜のあと、入れ替わりにうちの方の桜が咲くのが平年のことで、
いつもなら桜前線がこんな狭い地域でも移動するので
桜を追いかけるようにつかの間を楽しむことができるはずなんですが、
今年はすんごいよ。
どこもかしこも、山々がいっぺんに満開になっちゃった!
派手派手なんだけど、きっといっぺんに散ってしまうねぇ・・・
地元ならではのわずかな「開花の時間差」がひそかな愉しみでもあったのに。

桃の花、かわええでしょ?
桃の木を持つ農家は、そりゃぁ大変。これから受粉作業もあるしね。
で、同じ桃でも上手に美味しく作る農家というのがやっぱりあるんですよーー。
Commented by しょーじ at 2009-04-12 10:19 x
そうかぁ。。。もう花の季節なんですね。。。
最近仕事でバタバタして無機質な生活を送っていたので、
写真を見て、心がちょっと和みました(笑)

それにしても、花桃と木瓜と連翹と桜、きれいです。
たぶん実際の風景を見ると、天然のグラデーションはもっときれいに感じるんでしょうね。
来週ぐらいには自然を満喫する旅に出掛けようかな。
Commented by NOONE-sei at 2009-04-14 01:26
しょーじさん、
え?
しょーじさんは花も見ずに仕事だったですか?
ありゃー、それじゃぁ、しょーじさんには春がまだだったのですねぇ。

お写真の場所は、ちっとも有名なところじゃないんですが、
しかもうちから自転車でもすぐの所なんですが、
農家の心意気なのかな、花桃は観賞用で、この時期に楽しませてくれるだけで、
実の収穫もないから農家の収入にはならないんです。
でも、こんなふうに畑の一角を花桃で見せてくれる農家が結構あって。

そうですね、すこし浮世の憂さを晴らしに、どこかに行くのもいいことかも。
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