8夜 本日の春


いつも春になると思うことなのだが、
なぜ三月の春はもたもたと寒々した春で、
なぜ四月の春は急に駆け出すのだろう。

四月四日あたりの清明の声を聴いたとたんに、
花々が転がるように咲き始めた。
噴(ふ)き出すような、こぼれるような、気が狂ったような春である。




今夜のお写真は、うちの近くの畑の春を。
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田んぼの真ん中に花桃畑。


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花桃と木瓜と連翹と桜。


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花桃と桜。



近くで見るとこんな感じ。
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ソメイヨシノは堂々たる桜の樹木だけれども、
寄り集まって咲くこの花の群も愛らしい。これはなんという名?


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これは実のなるほうの桃の花。夏に大きな実をつける。花びらが開ききる直前の花。


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ついこの間まで芽選(すぐ)りに忙しかった果樹農家の年寄りが、今度は花選りに忙しい。
桃の実が成れば実選りをして大きな実にしてゆく。
芽選りをしないで花のついた桃の木は、実ならぬ花がたわわで美しいのだとか。
花にたわわとはおかしな表現だけれども、ほかに言葉がみつけられない。


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桃畑の近くには雪柳の白。
ついこの間まで雪が降っていたのだったっけ。


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夕暮れまで芽選りをする年寄りの向こうに、夕焼けの吾妻連峰。



すこし撮り貯めていた野菜のお写真はまた次の夜に。
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by NOONE-sei | 2009-04-11 01:20


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