100夜 ちいさなひとつ


落ち込んでいるだれかに、
できないという九十九を数えるより、
できるかもしれない一つを挙げてみな。
そう言ったことが、これまで幾度あっただろう。

塞(ふさ)いでいるだれかに、
九十九人のだれかより、
いちばんたいせつな、一人の自分をいたわって。
そう言ったことを数えたら、数え切れない。

自分をたいせつにすることを忘れているひと、
自分一人もたいせつにできないひとが、
だれかひとりを しあわせにしてやれるはずがない。

それは、神様の目線で言うのではなくて、
祈るような気持ちで幾度も幾度も
それぞれのだれかに言ったこと。
・・ときどき、わたしというひとにもね。

ちいさなひとつは、おまじないのようなもの。



c0002408_275422.jpg
今日の、犬にもらったちいさなひとつ。





四百の夜、夜話におつきあいありがとうございました。
また、一つ目の夜にもどって千の森を歩きます。

[PR]
by NOONE-sei | 2009-01-19 02:09


<< 閑話休題 99夜 晴と褻 >>