タグ:漫画 ( 31 ) タグの人気記事

36夜 あたらしい暦にハードボイルド


c0002408_027717.jpg


昨年末から用意していた暦の初めの元旦に、
「ゴジラ」とずっと書いておいた。
トップの写真は、夏に美術館で「ゴジラの時代展」を観たときに記念撮影した
ものである。

映画を観ないでひと月も過ごすなんて考えられない。ところが昨年は、
「ハウルの動く城」の試写会以来、なにも観ていなかった。
余韻でひと月以上を過ごすことはできなかった。ハウルじゃ、だめなんだ。
誤解を招くといけないので説明するが、ハウルが、だめなんじゃない。
宮崎駿作品群の描く、女性未満の少女たちに、
りりしさを感じることができないのだ。
宮崎駿が愛する少女たちを、わたしは愛せない。

わたしはまず、アニメ派ではなく実写派である。
それでも、アニメで、シリーズ最初の「機動戦士ガンダム」は、テレビに釘付けだったし、
「装甲機兵ボトムス」は、語られる物語の背景の奥深さが魅力的だった。
 暮れにはBSで、懐かしい「機動警察パトレイバー」劇場版を連続でやっていた。
昔から、テレビ版をずっと見ていた。原作ゆうきまさみの漫画の人間模様は面白かったし、
押井守の色濃いビデオ版や映画には、ちらちらと見え隠れする反体制の匂いも良かった。
香貫花という登場人物の女性もかっこよかったし。
 「甲殻機動隊」も重苦しいのに、草薙という女性のりりしさに惹かれて見ていた。
今やっているものなら、「プラネテス」が重い。しかし、漫画の原作のほうが
わたしはいいと思うが。

たどれば実写の近年のガメラシリーズも、りりしい女性学者が出ている。
同じく近年のゴジラの主要人物たちも、耐える男、ストイックに戦う女性が出てくる。
実写は、アニメ以上に、ハードボイルドだ。
 わたしはゴジラの第二世代なんだと思う。ゴジラそのものを楽しむというより、
九年間の眠りから覚めた1984年以降のゴジラの物語が好きだった。

今日、やっと「ゴジラ・ファイナル・ウォーズ」を観た。
観ることができたのだから、深くは語るまい。

ただ、もし次があったなら、それは第三世代のものになっただろうに。
[PR]
by NOONE-sei | 2005-01-02 00:33 | 趣味の書庫話(→タグへ)