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100夜ひとつ前  とくべつな夜


99夜には死のおはなしを 
100夜には目出度さを
 
褻(ケ)の場が晴(ハレ)の場にくるりと転じて100夜を迎えるような仕掛けの王様の千と線。
ほんとうなら、今夜が600夜目のおはなしなのだけれど、
今夜は3.11 特別な夜だからね、100夜のひとつ前というお題にするよ。


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畑ではフキノトウが、霜でかじかんだ土から芽を出したよ。


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庭では福寿草が咲いたよ。今日は雪が舞っていたというのに。



あれから四年が経った。
日々を静かに過ごしているものだから、悲しみは静かに閉じ込めて蓋をしておいたつもりだった。
だからテレビの特別番組には困った。
ほんとうに言葉が音としてしか聴こえなくなった母とふたり、それを観ながら夕餉をとっていたら、
画面に、あの日に生まれた東北の赤ン坊の顔がたくさん映し出された。
わたしの知人も、震災の翌日に出産して言葉にできないような思いをしていた。
画面を見た母が、「どの子どもも、みんなほんとにかわいいねぇーーー。」と無邪気に言った。
母から脈絡のある言葉を聞くのは久しぶりで、なんだかぐっときた。

そして次の場面で、うちから三十分ほどの小学校の子どもたちの歌声が流れた。
子どものひとりが、「こんなに、ストレートな歌詞を(仮設住宅や被災した人)みんなの前で、歌っていいのかな、と、
とても、まよいました。」と、ひとことひとことをかみしめるように話した。
わたしはその歌を初めて聴いた。
あまりに飾り気がなくて、直接的で、距離を置いて聴けなくて、泣けてきた。

阪神淡路大震災から二十年が経った。
でも信じられないニュースが絶え間なく続いたあの日のことは忘れない。
二十年目の日には、この地も揺れた。
神戸の子どもたちは小さな頃からその歌を歌ってきたのだという。
それを今、福の島の子どもたちが歌っている。

情感で歌われたらたまらないので、ロックバージョンをここに。



□習いごと その一
宮城の名取市閖上(ゆりあげ)で、赤貝が採れるようになったという。
福島の相馬では北寄貝(ほっきがい)漁が盛んだったのだけれど、
原発汚染水の問題で、まだ試験操業しかできていない。
それでも名産を知ってもらおうと、漁師の奥方たちが浜料理の講習会に来てくれた。
浜通りの気質はこの地のような中通りとはだいぶちがう。
二枚貝の開(あ)け方を楽しく教わり、試食し、礼を述べて解散の時になって、家も土地も船も流され、
地元の消防団として住民避難の誘導の最中に津波に巻かれた家族がまだみつからない講師もいたことを知った。

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貝の開け方、じゃなくて剥(む)き方


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刺身にするには身が不揃いの貝とねぎを刻み、味噌と砂糖で調理。


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北寄味噌。すばらしく旨い。


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いただいたレシピ集




□習いごと その二
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春の花のアレンジメント講習で作った花かご。




□美しい雪景色
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よく晴れた日曜日の山。


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雪面に映った樹木の影。葉脈という言葉があるのだから、これはさしずめ幹脈?


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樹木の根元は、よく見ると雪が少ない。樹の体温で溶けるのだろうか。


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あちこちに動物の足跡。


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スノーシューは初めての体験。雪景色、綺麗だろう?

いつもどおりに
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by NOONE-sei | 2015-03-11 23:59