カテゴリ:秋の図鑑(6)( 3 )

88夜 白いろいろ


今日、この地には初雪が降った。
ほんの短い時間だったけれども。

毎年そうしているように、スキンを暖かな色に変える。


さて本日の雪にちなんで白いもの。
白身の魚。刺身ならスズキやヒラメ。
もうひとつ白いもの。
ワサビ醤油で食する鰻(ウナギ)の白焼き。
これは比べて言えば蒲焼のほうが好ましい。

淡白ではないのに白いもの。
これからもっと寒くなると東北では鮭とともに鱈(タラ)が食される。
死ぬ前に食べたいものをひとつと言われたらなんだ?
わたしは鱈の白子だ。
生でも天ぷらでもいいから食わせてくれ。
・・夏も近づくならぬ、雪も近づく88夜のおはなし。





今夜のお写真は猪苗代などで見た秋の図鑑を。
□動物の食痕
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エビフライがいっぱい。・・嘘。リスがまつぼっくりなどをカリコリとかじった痕。


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野ウサギの食痕。枝の先がぱっきりと切れている。




□動物の巣穴と足跡
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ヤマネの住居。


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カモシカの足跡。


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テンの足跡。




□実のあれこれ
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シロモジの実。


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ピーナッツの香りの実、香りに気をとられて名を忘れてしまった・・。


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蕎麦の実。この地では蕎麦屋は新そば、いい香り。白くて細い蕎麦は上品なお味。


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味噌を載せて焼き、香りを移すホウバの葉、しかしその実は大きすぎてまるで異形のようだ。


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ムカゴ。地下のヤマイモの子どもは表で実が生るのか?




■おまけ
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十月、ぶどうの収穫祭に行ったときのこと。山形にあるワイナリーではその日、気前よくワインを振舞う。


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右:山形いも煮、左:牛すじ煮込み。こんなものを食べて、、、


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好きなだけ試飲する。
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by noone-sei | 2010-12-10 02:27 | 秋の図鑑(6)

39夜 秋の図鑑  五


今日は雪が積もった。
とぼけたような秋の図鑑は今夜でおしまい。
今夜のお写真は、実。

花も実も喰らい尽くすかのように獣だった鰐号が、すこし人間らしくなった。
何につけ自分ひとりの高エネルギーで自転していたやつが、
自分は太陽なんじゃなくて太陽系の惑星のひとつかもしれない、と気づき始めた。
人類が月にロケットを打ち上げるくらいに長い道のりだった。

アルバイト先で殴り合いの喧嘩をして、あわやクビになるところを
上司や同僚に詫びを入れて一からやり直させてもらったこと。
若い者同士の事故を起こして、言葉少なに事実だけを語り、
重過失傷害で訴えられるのを免れたこと。
数え上げたらきりがないトラブルを 途中で放り出さなくなった。
上司や王様がよく言ってきかせることに、耳なし宇宙人にならなくなった。

ひとり暮らしを始めた時、光熱費の支払いやら国民年金やらなにやら、
銀行や役所の手続きを一度でできたことがない。
字が読めないんじゃないかと思った。
目なし宇宙人の道のりも長かった。

脳みそがやっと開花してきたか?
実に成る日がいつか来るか?
そうしたら、少しは字も読めるようになるか?




十月末の猪苗代、まだ秋だった頃のお写真の数々。
鰐号の母だもの、すっかり雪の冬に秋の図鑑とは親子そろって脳みそに花畑がある。

■実の図鑑
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これはズミという植物。・・へんな名前。


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ズミと似ているが違う植物の実だったような。


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不思議な植物。よくよく見ると、葉に規則性がない。葉先が、三本指のようだったり親指のようだったり。


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小マユミ。もっと房の大きいマユミはうちの庭にある。ままごと遊びが似合う実。


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野生のムラサキシキブ。
美しく深い紫だけれども、源氏物語は平安絵巻よろしく絢爛な恋物語だから、
紫式部の名を冠するには清楚すぎるような。


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ウルシとその実。赤い枝にこんなに真っ白い実が成るとは知らなかった。


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ウバユリの実。もとの花は知らない。


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名前がわからない実。この赤い実を静かに引っ張ると糸で垂れている。
鳥に啄(つい)ばんでもらいたくて、風で揺れる。DNAの成せるわざは素晴らしい。
鳥に種を遠くに運ばせるための知恵を植物のDNAは知っているのだ。
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by noone-sei | 2009-12-19 03:05 | 秋の図鑑(6)

35夜 秋の図鑑  壱


うちから見える姿の良い山、吾妻山に初冠雪があった。
けむっていたり雲がかかっていたりすっきりと輪郭がなぞれたり、
山はその日の天気を教えてくれる。

雪が降る少し前に、猪苗代湖に行った。
湖が見える皇族の別邸の周囲には手付かずの森があって、
木々や花や生き物のいる気配を感じながら
森の中を自然観察員に連れられて歩いた。

天から白が降りて、
もう森はその時とは様子が変わっているだろうが、
今夜から数夜は、晩秋だった頃の「秋の図鑑」。


めずらしく、物の名知らずのわたしが懸命に覚えた名を記してみる。
■花や葉の図鑑
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上:高台に作ったもみじ山のイロハモミジ。下:自生するヤマモミジ。


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可憐な花、ツリガネニンジン。もう少し房の大きいものを見たことがある。


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上:コシアブラの葉。山菜の王様と言ったらタラの芽もいいけれど、わたしはコシアブラ。
こんなに白くて目を引く葉なのに、春には若芽だからきっと見つけられない。
下:コシアブラの木。


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ウルシの葉。これは樹の肌を赤い茎が這いのぼっている。
かぶれてしまうので、触ってはいけない。


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なんとかいう名のラン。
・・やっぱり覚えられなかった・・。


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これも覚えられなかった葉。
民間療法に使われるのだとか。
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by noone-sei | 2009-11-08 02:48 | 秋の図鑑(6)