カテゴリ:本日の産声(8)( 9 )

本日の産声 八


夏の名残り?
昼間は暑いけれど、空気がよどんでいない。
日の暮れも速くなった。
時おりの休息が折々の休息になって、思わぬ長居をしたけれど、本日の産声もこれでおしまい。
末広がりの八なら縁起もいいぢゃないか。

歌詞を探して旅したけれど、取り上げた歌を日頃聴いているわけじゃない。
まったく聴かないと言ったほうが正確だ。好きな歌が、聴きたい歌だとは限らないだろう?
実は普段はコンピレーション・アルバムを流している。
ウェディングのために集めたハピィなラブソングとか軽いラテンとか。
だから曲名も歌い手もよく知らない。
または、女性のボーカルのアルバムを。最近はリッキー・リー・ジョーンズの「パイレーツ」だった。
外国の曲は聴き込むということをしない。メロディしか聴こえないし、ただのBGMだ。
モーツァルトが脳にいいというので、今度はそれにしようと思っているくらいに、節操が無い。
わたしのおはなしに音楽が出てこないのは、本当によく知らないから書けないのだ。

そうそう、こんなわたしでも、世界で一番嫌いな曲というのがある。
芹洋子が歌う、「四季の歌」。
肌の表面がざわついて生理的に受け入れられないのだから仕方がない。

本日の産声、最後の曲は、これ。
サディスティック・ミカエラ・バンドでも、桐島かれんのミカ・バンドでもなく、加藤ミカのね。


          *タイムマシンにおねがい*
                              詞 松山猛
                              曲 加藤和彦
                              歌 サディスティック・ミカ・バンド

       さぁ 不思議な夢と遠い昔が好きなら
       さぁ そのスヰッチを遠い昔に廻せば
       ジュラ紀の世界が拡がり はるかな化石の時代よ
       アンモナイトはお昼寝 ティラノザウルスお散歩 A-ha-ha-n

       さぁ 無邪気な夢のはずむ素敵な時代へ
       さぁ タップダンスと恋とシネマの明け暮れ
       きらめく黄金時代は ミンクをまとった娘が
       ボギーのソフトにいかれて デュセンバーグを夢見る A-ha-ha-n

       好きな時代に行けるわ 時間のラセンをひと飛び
       タイムマシンにおねがい

       さぁ 何かが変わるそんな時代が好きなら
       さぁ そのスヰッチを少し昔に廻せば
       鹿鳴館では夜ごとの ワルツのテムポに今宵も
       ポンパドールが花咲き シルクハットが揺れるわ A-ha-ha-n
  
       好きな時代に行けるわ 時間のラセンをひと飛び
       タイムマシンにおねがい
       タイムマシンにおねがい

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夏の名残りということで、和菓子はいかが?

歌詞の改行箇所は、わたしの目に映る詩に替えています

おまけ
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by NOONE-sei | 2006-09-01 01:57 | 本日の産声(8)

本日の産声 七

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すいきん地下目、どっ天界目。・・変なことは承知だ。だってこういうイメージで覚えてしまったのだもの。
冥王星が無くなったら天の目地の目は、地だけになるんだな。
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歌詞を探して感じたのは、メロディがあるから薄まっていたけれど歌っていうのはとても生っぽいということ。
現代語の歌は読んでいて気恥ずかしい。目だけで読んで初めて片恋の歌だったと知った。
好きな曲なんだけど聴いていたときとはちがうイメージ。

                  *プラネタリウム*
                                詞・曲 藤原基央
                                歌 BUMP OF CHICKEN

             四畳半を広げたくて ひらめいてからは早かった
             次の日には出来上がった手作りプラネタリウム
             科学の本に書いてあった作り方のほかにアレンジ
             実在しない穴を開けて恥ずかしい名前つけた

             消えそうなくらい輝いてて 触れようと手を伸ばしてみた
             一番まぶしいあの星の名前は僕しか知らない
             天井も壁もなくなって代わりに宇宙を敷きつめて
             窓は一度も開けないままで全てを手に入れた

             四畳半の片隅には ここにしかない星がある
             傷つかず傷つけないままで君をついに閉じ込めた
             近づいた分遠ざけてて触れることは諦めてた
             背伸びしたら驚くほどたやすく触れてしまった

             やめとけばよかった 当たり前だけど本当に届いてしまった
             この星は君じゃない 僕の夢 本当に届くわけない、光
             でも消えてくれない光

             四畳半の窓を開けて 見上げれば現実が巡る
             実在しない星を探す心がプラネタリウム
             消えそうなくらい輝いてて消えてくれなくて
             泣きそうなくらい近づいてて届かなくて

             見えなくても輝いてて 触れようと君の名前を呼ぶ
             一番まぶしいあの星の涙は僕しか知らない
             消えそうなくらい輝いてて 触れようと手を伸ばしてみた
             一番まぶしいあの星の名前は僕しか知らない

             いつだって見つけるよ君の場所は
             僕しか知らない
             僕しか見えない

歌詞の漢字・改行箇所は、わたしの目に映る詩に替えています

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「今、仙台に来てるんですけど、明日行っていいですか。」東京の後輩が突然来たので、やっぱり裏磐梯。
お写真は五色沼のビジターセンターにて。これはなぜか果実酒の展示。

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レンゲ沼。地面の変動の結果だと思うと、沼の底はちょっと怖い。「蓮華と蓮(ハス)って、どうちがうんですか。」
聞かれてもよくわからないので、葉っぱの大きさ、と、いいかげんに答えてご免よ。

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森の中を歩く。木々の間から見える沼。名前を知らない沼がたくさんある。

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アザミが咲いていたのだけれど、これ以外はどれも背高のっぽで凛としているどころか野生化していた。

・・・おまけ
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磐梯山川上登山口の入り口にある温泉の露天風呂。手前が風呂で向こうは渓流が流れる。
登山って、山登り。「ここはハイキングコースではなく登山道です」という看板が印象的だった。
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by NOONE-sei | 2006-08-29 17:07 | 本日の産声(8)

本日の産声 六


歌詞を探していて、気づいた。
海が舞台になることがこんなにも多いとは。
川は渡り、海は航るもの?地面を歩くよりも旅するイメージがふくらむんだろうか。
これは長崎に本校がある、島の分校が舞台。卒業して島を離れて暮らす友を想う歌。
校歌にはならなかったけれど、今でもその高校の愛唱歌なんだという。

                 *瞳を閉じて*
                            詞・曲・歌  荒井由実

            風がやんだら 沖まで船を出そう
            手紙を入れた ガラスびんをもって

            遠いところへ行った友達に
            潮騒の音がもう一度届くように
            今 海に流そう

            霧が晴れたら 小高い丘に立とう
            名もない島が 見えるかもしれない

            小さな子供にたずねられたら
            海の碧さをもう一度伝えるために
            今 瞳を閉じて
            今 瞳を閉じて

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ここは裏磐梯のデコ平(だいら)、盛りの花の名はヨツバヒヨドリといって、蝶を強く誘引する。

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旅する蝶、アサギマダラの群れがたくさん飛び交っていた。夏は標高千メートルあたりをさまよう。
春は北へ秋は南へと「渡り」をするこの蝶は、東北のこの地から奄美大島まで旅をする。

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まるでエーデルワイスのような、高原独特のこの白い花の名がわからない。

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人間と一緒にゴンドラに乗ってデコ平に登った犬は、雲にけむる磐梯山を見ているはずなんだけど。
見えないけれど左手の奥には安達太良がある。

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山のふもとでオニヤンマを見た。

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帰り道。もう山は秋の装い。そういえば今週になって急に、夜には秋の虫の音(ね)がする。

わに丸が無事に帰って来て目出度い。
「減点されたよ、ザックをぶっ散らかしたまま炊事にとりかかったからなぁ、ははは。」
それでも、初出場した男子は健闘して、真ん中より上位。副顧問が歩き抜いたことにも拍手だった。
そして、女子が常連の強豪を押さえて遂にメダルを取ったのには皆ひっくりかえった。
王様が「おそるべし、野獣。」と呟いたら、わに丸が「しぃーーっ!それは禁句。」
実際に初めて見たら、日本で三本の指に入ったお嬢さんたちは、可愛らしい私服に着替えており、
どの子も細くて綺麗な脚だった。・・そりゃ禁句だろう、ちっとも野獣じゃないじゃないか、わに丸!
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by NOONE-sei | 2006-08-26 02:58 | 本日の産声(8)

時おりの休息 行者の宿

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わに丸が留守をしている。暑いが静かな日々だ。
十日も前から、わに丸は高校総体登山競技全国大会というものに行っており、
それはインターハイと呼ばれるものなのだそうだ。
会場は奈良。奥深い山を縦走するのだが、そこは山岳宗教や修験道の場所で、
「天川伝説殺人事件」という小説の舞台にもなったという。

国体とインターハイの違いなんてさっぱりわからなかった。
国体になると大人の参加で、岩登りや難易度の高い競技をするのだとか。
だいたい、七十校も出場するという山岳部、どうやって順位を決めるのだろう。
登山競技、、、という言葉だって、なにか変な響きに聞こえるんだけど。
審査の基準にも点数があり、筆記試験もあるとか。わに丸は試験に弱いからなぁ。

男子四名の枠に選抜されるにはいろいろあったようだ。
三年生まで、受験勉強そっちのけで共に山に登って、最後に選ばれる者、選ばれない者、
甲子園野球ではないが悲喜こもごも。
補欠のいないチームだったから、体調管理にだけは、わたしも多少気を使った。

今まではわに丸が言う『野獣のような』女子が二年間出場してきたが、今年は男子もアベック出場。
それまで女子を監督した顧問は男子に付き添うことになり、女子には副顧問が。
規定で、監督が何らかの理由で添えなくなった場合、チームそのものが失格になる。
だから、わに丸達もトレーニングしたが、インターハイが初めての副顧問もからだ作りをした。
今ごろはテントをたたみ行者の宿。一緒に戦った先生と生徒は、明日帰ってくる。

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旅する蝶を見た。
つづきはまたあした。
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by NOONE-sei | 2006-08-24 19:36 | 本日の産声(8)

本日の産声 五


逝った猫を思い出しても仕方が無いが、盆に帰る先祖達からひとあし遅れてゆくのか
その辺りにブチ コ が居るようで困る。
おかげで、逝ったものを思って泣くわけでもないのに飯が喉を通らない。

ちいさな母猫は、自分より体の大きい、とうに成猫のアク コ に活きた獲物を与え続け、
牙以外の歯がすっかり無くなっていた。
そんなにせっせと狩りに出かけることはなかったのに。
死んでから体中を綺麗に拭いて口の中を拭こうとしたら、歯が無くて、
まだ八歳なのに立派な婆のようだと笑いながらおめかしをしてやった。
嘘のようなはなしだが、その日、雨が上がって虹が出た。

この地には公営の動物の焼き場と共同墓地があるのでありがたい。
坊様に拝んでもらうとか葬式をするとか、とりだててそういったことをやらなくても、
ちゃんと別れができる。
山の斜面は日当たりがよくて果樹が上等なのと同じで、墓も見晴らしがよければ気持ちよかろう。
家で大往生した動物達は、皆そこにいる。


                     *浜千鳥*
                                        詞 鹿島鳴秋
                                        曲 弘田龍太郎
 
          青い月夜の浜辺には、親を探して鳴く鳥が波の国から生まれでる

          ・・濡れたつばさの銀の色

          夜鳴く鳥の悲しさは、親を尋ねて海越えて月夜の国へ消えてゆく

          ・・銀のつばさの浜千鳥


子が親を思う気持ちはかくありたい、とひとは思うが、実際には子は母猫を気づかわなかった。
死の概念がないから。人間とは違う意味で動物は淡々としたものである。


                    *雨降りお月さん*
                                       詞 野口雨情
                                       曲 中山晋平

                 雨降りお月さん雲の蔭(かげ) 

                 お嫁にゆくときゃ誰とゆく

                 一人で傘(からかさ)差してゆく

  
                 傘(からかさ)ないときゃ誰とゆく

                 シャラシャラシャンシャン 鈴つけた 

                 お馬にゆられて 濡れてゆく

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これはなんという名の花だろう。ネコジャラシに似ている。
おそらく先に行って待っているクロに、土産に持っていったらいい。もうわたし達のそばに居なくていいから。
生まれて初めて赤いりぼんをつけておめかししたから、クロもお前に二度惚れするだろうよ。

・歌詞の漢字・改行箇所は、わたしの目に映る詩に替えています



クロの話
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by NOONE-sei | 2006-08-19 01:54 | 本日の産声(8)

本日の産声 四


どうして老いるかなぁ。
流動食を与え、手を尽くしても猫は猫で、つまり獣だ。
ブチ コ は割れて無くなった爪で穴を掘って、また出て行った。
今度は帰るんだろうか。

父は木材やら針金ネットやらで作った網戸で裏庭を仕切って、外で過ごせる環境を整え、
とぼとぼ歩く猫の後ろを母はゆっくりついて歩き、疲れてへたりこめば道草と呼び、
わたしは宵っ張りだから、夜中に屋根から下りられなくなって鳴く猫を下ろし、
そんなふうに、家族は、きちんと感情に半分だけ蓋をして、今日まで
老いた猫の仕草にちいさなユーモアをみつけてはいつもどおりに笑って過ごした。
いなくなれば気を揉むが、行ったら行った、帰ったら帰っただと父母は言う。

生き死にに淡白なんじゃなくて淡々とする。田舎では、生き物と関わる機会は多い。
大きいものも小さいものも、ふいと現われふいと消えるから、
濃密でなく一線を置いた、拒まず追わない習性を身に付けるようになる。
大抵の場合、別れは突然やってくるから、悲しさを制御するには技術が要る。

ブチ コ は、片目をどこで傷つけたのか、まるで番町皿屋敷。じゃなくて四谷だ。
おまけに青っぱなを垂らしていた。
もともと器量がいいほうではなかったが、すっかりブスになった。
洟(はな)を拭いてやればよかった。


                       *椰子の実*
                                       詞 島崎藤村
                                       曲 大中寅二

             名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実ひとつ

             ふるさとの岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月

             旧(もと)の木は生(お)いや茂れる 枝はなお影をやなせる

             われもまた渚を枕 ひとり身の浮き寝の旅ぞ

             実をとりて胸にあつれば あらたなり流離の憂い

             海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ異郷の涙

             思いやる八重の汐々 いずれの日にか国に帰らん



実は実でも異郷の実ではなく、この地の林檎と桃の実
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・歌詞の漢字・改行箇所は、わたしの目に映る詩に替えています
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by NOONE-sei | 2006-08-12 02:18 | 本日の産声(8)

本日の産声 参


人間、そうそう痩せた肥えたで性格まで変わるとは思えないのだが、
沢田研二はずいぶんと印象が変わった。
化粧をし、派手な衣装と演出で歌謡曲を歌っていた頃の、
切れるような「ジュリさん」も嫌いじゃないが、舞台に立つジュリさんがいい。

初めてジュリさんの舞台を観たのは、吉田日出子・渡辺えり子と共演した「三文オペラ」。
十年前のその頃は、まだ達者な役者ではなかったけれど、格好悪い役が似合うのに驚いた。
亡き久世光彦の演出で「音楽劇 センセイの鞄」に出たのはついこの間のこと。

ジュリさんの歌で一番好きな曲がある。ひそかに名曲だと思っている。
今回、改めてよく見たら、語りの歌を得意とする作詞家と、結構いやなおじさんの作曲家の
とりあわせだったことが意外だった。
最近、南佳孝が新譜で殊(こと)に思い入れある曲ばかりをカバーしているのだとか。
その中にこの曲も入っている。


                   *君をのせて*
                                   詞 岩谷時子
                                   曲 宮川 泰
                                   歌 沢田研二

         風に向かいながら 革の靴を履いて
         肩と肩をぶつけながら 遠い道を歩く

         僕の地図は破れ くれる人もいない
         だから僕ら肩を抱いて 二人だけで歩く

         君のこころ塞ぐ時には 粋な粋な歌をうたい
         君をのせて夜の海をわたる舟になろう

         ひとの言葉 夢のむなしさ どうせどうせ知ったときには
         君をのせて夜の海をわたる舟になろう

         あぁ
         君をのせて夜の海をわたる舟になろう


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つゆくさは夏休みの宿題で色水を作る花?夏の早朝だけ花を咲かすのだとか。儚(はかな)い。
・・この夏、猫のブチ コ が弱っており、お迎えを待っている。昨夜は月遅れの七夕。
ちゃんと天の川が渡れますように、、、、。
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by NOONE-sei | 2006-08-09 01:04 | 本日の産声(8)

本日の産声 弐


好きな歌の歌詞を探してみた。
それらは必ずしも、詩というひと括りにはならないことを知った。
歌詞だけを抜き出して、「詩」として改めて読んでみると、
それまでの印象とは違っていて驚いた。
鼻歌で歌いたいくらい好きな歌なのに、いざ書こうとすると
詩、それだけで成立するとは限らないものも、探す中にはたくさんあった。
「詩」というより「詞」であってメロディと一心同体で、「歌」はそうして「曲」になるんだな。

いつも歌詞の重さにのけぞらされるMr.Children。
好きだけれど大好きとはちょっとちがう曲。
でも取り上げてみたのは、この歌を歌う時に笑顔だったのが印象的だったから。
ほかはどれも神経が千切れそうに歌うのに。


               *sign* 
                               詞・曲 桜井和寿
                               歌   Mr.Children

     届いてくれるといいな
     君のわかんないところで僕もいま奏でてるよ
     育たないでしおれてた、新芽みたいな音符(おもい)
     ふたつ重ねて鳴らすハーモニー
     「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返して、僕ら
     人恋しさを積み木みたいに載せてゆく

     ありふれた時間が愛しく思えたらそれは『愛の仕業』、と
     小さく笑った君が見せる仕草、僕に向けられてるサイン
     もう何ひとつ見落とさない・・そんなことを考えている
 
     たまに、無頓着な言葉で汚しあって互いの未熟さに嫌気がさす
     でもいつかは裸になり甘い体温に触れて優しさをみせつけあう
     似てるけどどこかちがう、だけど同じ匂い
     体でも心でもなく、愛している

     わずかだって、
     明かりが心にともるなら大切にしなきゃ、と僕らは誓った
     めぐり逢ったすべてのものから送られるサイン
     もう何ひとつ見逃さない・・そうやって暮らしてゆこう

     みどり、道の木漏れ日が君にあたって揺れる
     時間の美しさと残酷さを知る

     残された時間が僕らにはあるから大切にしなきゃ、と
     小さく笑った君が見せる仕草、僕を強くさせるサイン
     もう何ひとつ見落とさない・・そうやって暮らしてゆこう
     ・・そんなことを考えている

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庭の日陰の片隅に、まだ咲き残るねじ花を見つけた。

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雨が上がって、やっとジャガイモが収穫できた。器量は悪いけれど。これは大きさを揃え、残った小イモ。

歌詞の漢字・句点・改行箇所は、わたしの目に映る詩に替えています
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by NOONE-sei | 2006-08-04 01:23 | 本日の産声(8)

本日の産声 壱


ラジオから流れてきたピアノのメロディ。
聞き覚えがある。ところどころ歌詞も浮かんでくる。
せつなくてなつかしい、ロシアのうた。


                        *ぐみの木*
                                           ロシア民謡

               なぜか揺れる細きぐみよ かしらうなだれ思い込めて

               広き川の岸を隔(へだ)て 高き樫(かし)の木ひとり立てり

               ぐみの想い樫に伝えん わが身震わせ語るときに

               細き枝を君に寄せて 日ごと囁く若葉のこえ

               ぐみの心届かざれど 永遠(とわ)の願いはやがて結ばん


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ぐみの季節は終わってしまったので、お写真は庭のブラックベリーを。


メロディはこちら
「小さいぐみの木」という曲名で取り上げられている。
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by NOONE-sei | 2006-07-28 18:21 | 本日の産声(8)