2夜 「ロバと王女」のおはなし


ふたつの映画を観た。
桃の節句の頃に、逢いたかったふたりの女優さんに会えて嬉しい。
でも、そのお話は次の夜に。今夜は、お姫様のお話をしよう。女の子だからね。
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物語は、シャルル・ペローの「ロバの皮」をもとにしています。
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むかしむかし、青の国には幸せな王家がありました。お妃様は美しく、お姫様は中庭でオルガンを弾きながら愛の歌を歌い、青い家来が楽譜をめくります。けれどもある冬の朝、自分よりも美しい人と再婚してください、と王様に遺言を残し、お妃様が病気で亡くなりました。いろいろ臣下が縁談を持って来ますが、お妃様ほどの美しい人はいませんでした。
 あろうことか、王様は亡きお妃と生き写しの娘に結婚を申し込みます。
リラの精に知恵を貸してもらって、お姫様は無理な注文を出し、逃れようとします。
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無理だと思った、空のドレスが出来上がって、困ってしまいました。
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太陽のドレスも月のドレスも出来、つい、もう王様と結婚してしまおうか、と思うお姫様。
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リラの精は、どうしても結婚させてはならないと、王様が何より大切に可愛がっているロバの皮を剥いでもらうように言いました。このロバは、毎朝、藁の上に金銀財宝を排泄する、国の宝でした。
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その晩のうちに、最後のわがままを叶えてやる、と、王様は剥いだばかりのロバの皮を 寝室で眠っているお姫様の上にドサリと置きました。もう逃れようがありません。リラの精が魔法の杖をお姫様に授け、馬車で逃がしてくれました。馬車の中では白い鳥の羽に包まれて眠ったはずなのに、目覚めた時には藁の荷馬車、降りた途端に馬車は掻き消えました。
 赤の国に着いたお姫様は、ロバの皮と蔑まれながら豚小屋の掃除をして働きました。寝泊りに与えられた小屋の中でだけは、魔法の杖で、もとの美しいお姫様。森の散歩で通りかかった王子様がお姫様を見かけ、お城に帰ってからは恋の病です。王子様はもう一度会うために知恵を絞り、お菓子をロバの皮に作らせるよう、家来に命じます。

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魔法の杖で、ひとりは本を見てお菓子の作り方を歌い、ひとりは粉や卵やミルクを混ぜて、こねたら指輪をそっとひそませて、焼いて、愛のケーキが出来上がり。 
 指輪を見つけた王子様に、お姫様は魔法の力で会いにゆき、ふたりは夢の中で遊びます。この恋の病を治すには結婚だと侍医は言い、王子様は、指輪がぴったりの女性となら、と。国中から大勢の女性が位の別なく赤いドレスで集まりますが、皆指が太くて指輪は入りません。最後に汚いロバの皮が指を差し出すと、ぴったりです。ロバの中から太陽のドレスのお姫様が現われました。
 成婚式は、国をあげてのお祝いです。お姫様の父君、王様がリラの精を伴なってヘリコプターでお祝いに来てくれました。お姫様がいない間に、リラの精と王様は、なんと結婚していたのでした。
お姫様もリラの精も、自分の力で愛としあわせを手に入れたのですね。
めでたしめでたし。

・・初めてこの映画を観たのは、まだ小娘だった頃。
人間の記憶とは曖昧なもの。こんな物語だったとは、まったく記憶から抜け落ちている。
ずっと、もう一度観たいと思っていたのに、おはなしに少しショック。
写真のパンフレットは、大切にとっておいた、当時のもの。

ロバと王女 


                                               
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by NOONE-sei | 2006-03-05 04:33 | 趣味の書庫話(→タグへ)


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