47夜 やきもち焼き


魚は殿様に焼かせろ、餅は乞食に焼かせろ。
という言葉があるそうで。

魚は遠火でじっくりと焼くから、おっとり刀のお殿様が。餅は近火で焦がさないよう焼くから、
早く食べたいと気をもんでしょっちゅうひっくり返す乞食が焼くと、うまくできるんだそうだ。

今日は一日早く、塾にだんごさしを飾った。
雪ばかりで白い景色はさみしいから、赤・青・黄、蕪や小判や小槌や的当てなどが
賑やかにさがった柳の枝はよく映える。
本当は新粉餅をだんごにまるめて枝を飾るんだけど。

今日の塾のちいさいさんには、冬休みの一番強く印象に残ったことを絵にしてもらった。
その間にわたしは餅焼きだ。
鏡開きの餅を焼いては、砂糖じょうゆをつけまた焼く。今年はだし醤油でやってみたが、
毎度小憎らしい小粒をはじめ、小学生のちいさいさん達は、「せんべだ、せんべ。」
美味かったんだか腹が減ってたんだか、むしゃむしゃと食う。
神事の真似事なんだけど、その意味は、、まあいいか、、、。

出来上がった絵を餅の後に見た。
小粒っ、、、、この画面いっぱいのマグロの刺身はなんだぁ、、、?

小粒の母ちゃんは働いていて、長い休みはずっと小粒を海の近くのばあちゃんちに
預け、母ちゃんの姉妹も皆そうして精一杯働く。
 
たくさんの従兄妹たちと一緒に過ごした冬休み。
小粒にお土産は一度も貰ったことはないが、土産話はいつもきらきらの海自慢だ。
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by NOONE-sei | 2005-01-14 18:26 | 百夜話 本日の塾(9)


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