無為自然、老子のありがたいお言葉だとか。 道(タオ)は、天と地が生まれる以前からそこに在った? 計りしれない思想の深みには、うっかり踏み込むとこわい。 世には迷い惑う人々の、如何に多いことか。 精神性という言葉を聞くと、気持ちが沈む。 自分探しの旅や、意味探しの内省(ないせい)に理解を求められると困る。 ひとのこころというものに感応してしまうと戻れなくなりそうだ。 どうしてひとはものを考えるのだろう。 「セイさんは、黙っていると哲学をしているようだね。」 そう言われて驚いたことがある。 感じるけれど考えない脳、それがわたしの脳なのに。 会話ってむずかしい。 誰かと会って、言葉でやりとりをすると、 信念やら理念やらコダワリやら、わたしが持っていないものを まるであるかのように受け取られてしまう。 相手から、伝えようと語られるものがあるならば、 きちんと正確に理解しようと、誠実につとめるけれども、 だからといって言葉のやりとりに堪能なわけではない。理屈は苦手。 けれど誤解されることが多いのは何故だ。 精神世界の、言語の暗闇に迷い込んでしまうよりも、 執着せずにただ感じ合おうよと思うのは、短絡的? 61夜、無為は難解、ということで。
by NOONE-sei
| 2005-10-18 20:04
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