50夜 折り返しの頁


貢(みつ)ぐじゃなくて頁(ページ)。
似て異なるもの、鼠と栗鼠(リス)、蜥蜴と蛇。

「動物のお医者さん」という漫画の登場人物は皆、無表情でおかしな人間ばかり。
そのうちの獣医学生のひとりが、どうにも苦手な鼠を鼠じゃないと自分に暗示をかけるために、
鼠の写真の載っているところに注釈をつける場面がある。

 『ワタシはリス。しっぽを剃られたの』 ・・でもほんとは鼠。

詭弁だか欺瞞だか、なにしろそのネガティブなすり替えを責められるのが面白かった。

数日前のこと。
駐車場から車を出したら、道路に寝ていた。いや、すでに永久に寝ていた、干からびて。
初めはわからなかった。・・いや、本当は目ざとく見つけ、すぐに勘がはたらいた。
普段はぼんやりのわたしでも、アレだけはわかる。
あの、『足の無いトカゲ』 ・・でもほんとはアレ。

この頃、よく窓の網戸に現われるカマキリで遊んだから、バチがあたったんだろうか?
それ以外に悪い事は、近頃はした記憶がない。
家の中に入ってきたイナゴだって、仮面ライダーだと言ってすこし遊んだけれど、
写真も44夜に載せたけれど、ちゃんと外に逃がした。
なんでこんな目に遭うかなぁ。

嫌なものは見ないに限る。
だから家の図鑑や百科事典のアレが載っている頁は、折り返しておく。
けれども塾にあるものは、頁を折ってしまうわけにはいかない。

小粒がまだ小学生のちいさいさんだったころ、魚や鳥をみんなで調べたことがあった。
アレの頁がわたしはさわれない。
本当なら頁を菜箸でつまんでめくり、直接には手を触れたくない。
 仕方がないので、頁と頁で挟(はさ)んでセロテープを貼り、開かないようにした。
それ以来、しばらくの間、わたしは事あるごとに小粒たちにそれで脅された。
小粒たち男子は、中学生になっても思い出すらしい。
執念深いのはアレとおんなじじゃないか?
塾に蚊が飛んでいると、潰してやるのはわたしだろう?

今夜は50夜。
百夜話の半分、折り返し、ということで。
しかし、なにが悲しゅうて、目出度い折り返しに蛇のお話を書くかなぁ、、、。
[PR]
by NOONE-sei | 2005-09-21 01:53 | 新百夜話 本日の塾(12) | Comments(11)
Commented by sakurai at 2005-09-21 14:52 x
秋の刈り取りの季節はイナゴの季節です。うちの子達はイナゴが大好き。この時期、ペットボトル片手に、田んぼにイザ出陣です。
但し、捕って来たイナゴを・・・。つい口に出てくる「ナンマンダブ、ナンマンダーブ」。おいしく頂きます。

口からちょろちょろ舌が出るアレは何でもないですが、私はパタパタと粉を撒き散らしながら飛ぶ蝶チョに似たあれがだめです。あ・・・あの太った真中を思い出しただけで。
Commented by NOONE-sei at 2005-09-21 17:55
sakuraiさん、いらっしゃいませ♪
お、懐かしいですね。愚息も小学生まではイナゴ採りをしました。
我が家に遊びに来て、愚息とゲームに夢中な子供らをむりやり田んぼに連れ出し、やつらは泣き泣き言う事をききましたなー。
あぁ面白かった。なのに何故子供って大きくなってしまうんでしょ、つまんない。
おいしいイナゴたちに、感謝と合掌、、、ぷぷっ。

アレねぇ、、だめだぁ~アレは。sakuraiさん平気だとは驚いた。
蝶チョに似たアレねぇ、、粉が迷惑なだけでこっちは平気だな、わたしの場合。
いやいや、形状を思い出すだけで、お互い嫌いなものには鳥肌が立ちますねー。
Commented by at 2005-09-21 20:30 x
あれと足なしトカゲの違いって、知ってます?
Commented by NOONE-sei at 2005-09-21 23:02
坊さん、
「足の無いトカゲ」は、アレのすり替えで書いてますけど、
足なしトカゲっていう、ほんとのトカゲもいるってこと?
足なしトカゲは犬かきで泳げないっ!ちがうかっ?
よーくよーく言葉を選んで、イマジネーションを刺激しないように注意して
回答するべし。(←恐いもの見たさ)
Commented by ひす at 2005-09-21 23:40 x
みなさんこんにちは。
セイさんこちらでははじめまして。

あれま!セイさんはアレが苦手ですか?
そうですか・・・
ではアレをトカゲにする方法をお教えしましょうか?
違いは足ではないのです。
坊さんがもすぐ答えを下さるでしょうが、
アレかそうでないかは、お顔をじっくり眺めれば分かりますよ。
もっとも、
見詰め合った結果、アレが確実にそうだと確認できた場合は悲劇ですね!
( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
φ(._*)☆\(-_-)「・・・」

「動物のお医者さん」は大好きなマンガです。
当時、丁度獣医学部の友人がいたので見比べるとまんまそのまんま!
色恋沙汰もなく、淡々進められるお話にも好感が持てました。

ではまた明日!
!(^◇^)ノ!
Commented by ひす at 2005-09-21 23:43 x
追伸
「アレをトカゲにする方法」
ちょっとだけ目をつむってもらうのです。

>恐い図鑑
私の場合、オットセイのハーレムの写真。
無数のオットセイがうじゃうじゃいるその光景は、
なぜか鳥肌もので恐かったのです。
以来、小さなものがたくさんあると、体中がぞわっとしてくるようになりました。
Commented by NOONE-sei at 2005-09-22 09:55
だははは。
ひすさん、ド派手なご登場で嬉しいです、ようこそ♪
そうアレ。ぅうーっ、ィャ、イヤ、イヤだぁーー!ひすさんは大丈夫なんですか?
アレのお顔をじっくりですと!?
>見詰め合った結果、アレが確実にそうだと確認できた場合は悲劇ですね!
そんな殺生な、、、しくしく。しかも方法ですと?
アレに「ちょっとだけ目をつむってくれへん?」って頼むのかなぁ、コワイ、、、。
ひすさん、笑ってる場合ぢゃないってば!

獣医学部のお友達ですか?あるぢゃないですか、「毎夜スプラッタなシーンが繰り広げられていた」でしたっけ?それもまんまなのか?そりゃすごい。

なぁんだ、ひすさんにも恐いもの、あるんじゃないですか。よかった。無敵じゃ困るですよ。
ぞわっとすることを「ぞぞ気(け)が立つ」って言い方、ひすさんも使います?
ふふふ、ではまた明日♪
Commented by ひす at 2005-09-22 10:56 x
「ぞぞ気(け)が立つ」
聞いて意味は分かりますが、使わないですね。
うちらでは「さぶいぼが立つ」ですね。
「さむいぼ」(寒い時に立ついぼ)、つまり鳥肌のことですが、
ここいら辺では「さぶいぼ」といいますよ。

>アレかどうか・・
目をつむってくれればセーフ!
目をつむってくれなければアレ!
(/ω\)
Commented by NOONE-sei at 2005-09-22 16:53
ひすさん、
おお、「さぶいぼ」。
ぞぞ気は心理的、さむいぼは映像的な感じがします。
いずれにしても体内から沸き起こる抵抗感ですよね。
日本語ってバリエーションが豊かでいい感じですね。

アレにはそんな見分け方があったのですか、なるほど。
わたしの場合、アレは常にアウト無しですね、きっと。
どうしてか?それは目を合わせる前にダッシュだからー、ぴゅーー!
(確認はそっちのけの光速最速♪)
Commented by at 2005-09-22 21:19 x
ひすさんのいうとおり、
(アシナシ)トカゲには瞼と外耳があります。
そして、アシナシトカゲの骨格には足の痕跡があり、
そこから後ろがしっぽになります。
つまり、肋骨が途中までしかないのがアシナシトカゲ、
肋骨がしっぽの先まであるのがアレです。
Commented by NOONE-sei at 2005-09-22 22:10
坊さん、
そういうことだったのかぁ。説明がたいへんお上手。
恐竜の骨みたいな図が頭に浮かんだだけで、恐怖のイマジネーションは
刺激されずによくわかったです。ぱちぱちぱち(拍手)。
・・が、そのあと我に帰り、骨に表皮を被せてしまい、、j@*h.,/p:+`{
壊れました、、、。
名前
URL
削除用パスワード


<< 51夜 夏は朱、秋は白 49夜 こどもってっ! >>