「戴く」と「頂く」は使い分けがあるのだとか。 むずかしいので、いっそ「頂戴する」では慇懃(いんぎん)だろうか? 年の瀬の運勢にこんなことが書いてあった。 「友情を確かめ合えるとき。生活先行で友との交流、助け合いをおろそかにしないで」 痛い、痛い。耳が痛い、目が痛い。返すことばもない。 わたしは人に良くしてもらうばかりでちっともお返しできていないのだ。 今に始まったことではないというのがわたしのおめでたいところ。 どれほどおめでたい脳みそかといえば、来年のヒツジ年をヤギ年などと大真面目に思っていたようなところ。 漢字で表わしたら羊と山羊だろう?いっそ山羊羊(やぎひつじ)で一緒くたでは乱暴だろうか? とても久しぶりに会う友人たちと、数日前に忘年会をやった。 のんびりと飲む昼を過ごそうと、山をいくつも越えて猪苗代に行った。 道々、いくつものスキー場や除雪された路肩を見ながら、山越えまでして行く忘年会って、 よほどの気合いだと笑った。 それもそのはず、その朝は雪もないほどの冷気で我が家の水道はみな凍った。 家中の水道が蛇口をひねっても水が出ない。 前夜の星はとても美しく光っていた。 冬は油性ボールペンのインクの出が悪くなる。車の中に置いたカメラは電池が効かなくなる。 水道が凍るほどの寒い日の空はすっきりと青空だ。 朝、雪が降っていたら取りやめます、という但し書き付きで予約したのに、 店はちゃんと準備万端で出迎えてくれた。 万障繰り合わせて集ってくれた友人たちに感謝、お店に感謝、、、 あれ? そうだったそうだった、おめでたいわたしはすっかり肝心なことを忘れていた。 酒を飲まない王様が、酒飲み四人を車に乗せて運んでくれたんだった。 その(ご)好意に甘え、全員、昼からへべへべに酒を頂戴しました。有り難う。 □忘年会 意外なことに白ワインが合うのでびっくり。 □戴きもの ここ数年、大切な友人たちから戴いたものの数々。わたしったら戴きっぱなしのようなものだ。 ・関東の友人から ・関西の友人から ・南の島の友人から ・地元の友人から □差し上げたもの 王様には畑仕事を教えてくれるひとたちがいる。 わたしはそのおじさんたちを「畑の先生」と呼んでいる。 冬に向けての野菜の苗の心配をしてくれて、なかなか植え付けの時間が作れない王様のために ついには植えていってくれたひとりの「畑の先生」に、 お礼にうちの庭のマム(小菊)やハーブを生けてアレンジして差し上げた。 おじさんより奥方が喜んでくれた。 * * □鰐号にもらったもの ・母の日にばーちゃんとわたしへいろいろ ・帰省の土産いろいろ こんなふうな心遣いをするようになったのは親元を離れて一人暮らしをするようになったから。 ---------------------commercial message by Excite Japan Co., Ltd.--------------------------
by NOONE-sei
| 2014-12-30 23:59
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