83夜 謹賀新年 


七福神のなかに恵比寿や大黒天がいる。
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今朝、近くの神社に詣でたら思い出した。
昨年の初詣には、二階建ての家の高い屋根に停まるシロサギを見たのだった。
えらく目出度いものを見たのだけれども、昨年一年間の幸運を告げていたわけでもなく、
鳥は停まりたかったから屋根に停まっていただけ。
幸運をなぞらえて見るのは人間の勝手であって、今日の今日まで忘れていたわたしのほうがめでたかった。

とはいえ、信心深いわけでもなぞらえたものにすがるわけでもないが、
昔からの言い伝えや慣わしには面白さがあって、そこに地域性が加わると地方文化と言えるものになる。
わが家では不思議なものを昔から飾っている。
それは幣束(へいそく)と呼ばれる白い紙なんだが、普通、幣束といえば神社のもの。
けれどもわが家では天台宗の寺から暮れになるともらってくる。
しかも金額は決まっていないので、白い紙に包んだいくらかを渡す。
布施というものはこちらの思う金額らしく、父の葬儀のときにも戒名をもらう時にも、こうして幣束をもらう時にも、
渡した白い紙の中身がそれでよかったのかどうかわからないがずっとそんなふうだ。

もらってくるのは和紙を裁った飾り物。

・歳神
一般的な幣束。
歳神、山の神、庚申、地鎮祭などに使用。

・三宝荒神(さんぼうこうじん)
角が生えている。火の神、穢れを焼き払う。
神棚の左に三宝荒神、右に普通幣を供える。
葬儀のあった家は、納骨後、後祈念として家を清める時に使用。

・水神
水の神。洗い場、水源地、井戸、風呂などに供える。

・お釜様(おかまさま)
台所、釜場などに供える。

・稲荷
敷地に稲荷を祀っている場合に供える。

・恵比寿大黒
縁起の幣束。農事豊楽などの福を願う。
下がっているのは升と鯛を表わしている。



というわけでお写真は恵比寿大黒の幣束。
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これを広げると大きい。


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なにやらユーモラスな感じがする。




□祝いの膳
数年前のこと、昔の建物を移築している大きな庭園で祝いの膳を馳走になったことがある。
お写真はその時に撮ったもの。
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献立


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昔の食事の意味や謂(いわ)れが書かれたしおり。


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塗りの食器が美しい。


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正統な和食とはこういうものをいうのだろうか?


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この日の膳を用意してくれたスタッフの膳。


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昔の建物。


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室内にはこうして火鉢が置かれていた。






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今年もどうぞよろしくおねがいしまふ~




     
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by NOONE-sei | 2014-01-02 02:13


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