42夜 うるうるの年


寒さも冬の真骨頂、二月半ばは春を願う祭りがたくさんあった。
実際にはあんまり冬の寒さがたけなわなので、
火を燃したり脱いじゃったり飲んじゃったりして、
そうでもして祭りで目覚めさせなければ春は眠っている。

あんまり今年の滑り出しが縁起よかったものだから、
二月はちょとまずかった。
PCは幼児化するし愛機バンコランは不良になるし。
もうすこし手をかけて子どもから大人にしてやらなくちゃいけない。

ところで子どものころで印象深いことってある?
普段は記憶が眠っていて深いところに沈んでいるのに、
ふとした現実の出来事で呼び覚まされることはないか?
わたしは今日、目覚めちゃったよ。

今日は雪がしんしんと降っていて、
それでも凍るような雪ではないから母と小高い山のピザテリアに昼ごはんに行った。
そこから見る景色は、晴れていれば遠くに吾妻山も安達太良も霊山も蔵王も、
たいそう美しくて、母のお気に入りの場所。
けれど凍るような道も怖いが今日のようなべたつく雪も怖い。
上りの坂道でスリップして、雪道の運転の仕方を久しぶりに思い出した。

目覚めたのは運転のことじゃない。
そのあとに連れて行ったスーパーマーケットでの出来事。
母から離れて必要な物を買い揃えていたら、
店内放送が二度も三度もわたしの名を呼ぶ。それもフルネームだ。
大急ぎでレジにかけつけたら母がにこにこ待っていた。

やられた。
子どものころ、わたしはデパートでそれをやったことがあるのだ。
迷子になって、母の名を店内放送してもらい、たいへん慌てさせた。
さぁっとその時のことが蘇った。

・・今年は閏年(うるうどし)なのだって?
もしや今日は、うるうる年のうるうるの日?



                         *   *   *



もうすぐ雛祭りだから桃の節句のお写真を。
雛が成長するように。
c0002408_3171579.jpg
雛飾り。赤子が載っている。


c0002408_3175541.jpg
紅白の餡。


c0002408_3181138.jpg
内裏雛の抹茶碗と和菓子。


雛ではないが、鳥のお写真は次の夜に。
[PR]
by noone-sei | 2012-02-29 23:59


<< 43夜 雪のいろいろ 41夜 冬の音 >>