99夜 一生に一度


「一生に一度は」なんて口にしたことがあるか?
よくよく文字を見ると、なんて差し迫ったような言葉だろう。
一が二度もあるなんて、業の深い。
数というものには、目にも耳にも特別な働きかけをする不思議さがある。
夢にまで見るほど思い描く夢のようで、それはなんだかうなされそうだ。


今夜は99夜。
生と死の境目が淡くなる夜には、いつも死にまつわるお話を綴ってきた。
そしてころりと転じて生の100夜へと。

「王様の千と線」はまもなく五百の夜話を迎えるから、
今夜は四百九十九話目、千の夜の折り返しにはひとつだけ足りない。

こんな夜は力を抜いてしまおう。
読んでいてくれるひとたちの話が聴きたい。
一生けんめいに聴くから、「一生に一度は」の話を軽く聞かせてくれないか。

わたしの「一生に一度は」は、薔薇の風呂だ。
薔薇の花びらが溢れるほどに浮かべられた風呂に入ったことがある。
そのときに、「これは一生に一度は、だな」と思ったのだった。

けれど「一生に一度は」を終えたからといって、死ぬわけじゃない。
再びの薔薇の風呂があったらまた入りたいと思う。

「一生に二度も三度もいつも」があったっていいんじゃないか?



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美しい花柄の本のカバー。東京駅八重洲ブックセンターのもの。
むかしからいいなぁと思うのに一度も行ったことがない。だからこれも軽く「一生に一度は」だ。
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by noone-sei | 2011-01-19 00:10 | Comments(12)
Commented by ろここ at 2011-01-19 23:08 x
こんばんは~。
私の「一生に一度は」はタラバガニです(たぶん)。
まだずいぶん若かった頃、実家に大きなタラバガニ(2万円相当)をもらいました。
それはそれはたいそう美味しくて、当時は「大人になったらこういうものが
どんどん食べられるようになるんだろう・・・」と根拠も無く思ったものでしたが
その後一度もそんなチャンスはありません。
しかも、 ろこおが「カニとかどうでもいい」って人なので今後も期待できません。
と、ここでつぶやいてみる(笑)
ろこお、これ見てるかなぁ。。。
Commented by noone-sei at 2011-01-20 00:54
ろここちゃん、
おこんばんは~。つぶやき、一生懸命聴かせていただきやした。
わたしはエビカニどうでもよくないので、タラバガニは
「一生に二度三度」リストに入れます。
一生って言いたくないから「年に一度の贅沢」リストに入れてる人もいると思うです。
しかしろここちゃん、二万円相当って当時のタラバガニ、どんだけ大きかったんだろう!
その感覚で言ったら、生伊勢海老踊り食いもいいなぁぁぁ。
映画「南極料理人」じゃないのでエビフライじゃなくていいです。
では明日の夕食時、このページを開きっぱなしにしておいてくださいませ。
強制的に、見ろ、をするわけです、わっはっは
Commented by しょーじ at 2011-01-20 15:50 x
「一生に一度」と言えば、ありきたりですが、結婚式ですかねー。
正直なところ、男の私にとっては、ほんとに面倒臭いイベント。
しかも、自分達のためにわざわざ多くの方々が集まって
祝ってくれるなんて、それはそれは申し訳なくて……。

あ! でも、相方は二度目の結婚式でしたけどね(苦笑)
Commented by noone-sei at 2011-01-20 20:18
しょーじさん、
神妙に一生懸命聴かせていただきました♪

あ!そうか!「一生に一度」と「一生に一度は」では、ちがうかもしれない!
しょーじさんは「一生に一度」は結婚式というパブリックですね?
「一生に一度は」のほうは夢や希望だから、なんだろなぁ~。

ところでその結婚式ですが、王様の場合、申し訳ないんじゃなくて
僕のためにこんなに人が集まってくれた~、と男泣き、
新郎と新婦、普通は花嫁が見た目にもメインでしょう?なのに
主役はどっちだい!という結婚式でしたねー、
わたしは三々九度も宴会で注がれた酒も捨てずに飲んじゃったし、わははは
Commented by ブッピー at 2011-01-21 23:57 x
一生に一度!!
今までに何度このフレーズを使ったんだろう??
過去、たくさんの一生に一度があったように思いますが
常に現在の一生に一度しか鮮やかさがありません。

私の一生に一度は、コレと決めた波を滑りながら
その波を片手でさーーーっと触れてみたいです!
それと、も一個!
同じボードにぴぴと乗って走る感覚の一緒に味わってみたい!!
でも、こっちは絶対叶いそうにありません。
あんな不安定な物にぴぴは絶対乗りたくないようなので・・・
Commented by ムメイ at 2011-01-22 16:28 x
クリスマスに大好きな人がお古の本をくれました。
ずっとかけてあったらしい八重洲ブックセンターのカバーつき(笑)
今もこのカバーなんでしょうかね?
ながらく私自身は八重洲ブックセンターでは買い物していませんが
他の本屋と全然違うきれいなデザインが好きです♪

「一生に一度は」見たいものがたくさんあるんですが
壮大過ぎてありきたりなものばかり。
あ!そういえば母とディズニーランドに行きたいんだった!
ずいぶん足腰が弱ったみたいなんで早く連れて行かなくちゃ。
セイさん、思い出させてくれてありがとう〜!
Commented by ひす at 2011-01-23 15:28 x
一生に一度…

なんだろ?

やっぱ食べ物か?

いやいや。

お出かけか?

いやいや、貴重な体験か…?


ここはひとつ、セイさんちでおもてなしを受けながらじっくり考えよう♪


てなわけで、

一生に一度は、そちらにおじゃまさせていただこうかな?


(・∀・)「セイさんちで
Commented by noone-sei at 2011-01-25 01:46
ブッピーさん、
遅くなりました、ぺこり。一生懸命聞かせていただきましたよ。
おぉ、ブッピーさん、あなたは「今を生きる女」でありますな?
現在に鮮やかさを見る、それはとっても素敵なことですね。
見習わなくちゃだ!

波、、サーフィンはほとんど実物を見たことがありません。
海辺を歩いたのがいつだったのか、記憶のかなた、
サーフショップには行ったことがあります(笑)
冬の港のカキ小屋には毎年行きます(笑)

うぅーん、海って遊んで積極的に活動するところなのですねぇ。
ぴぴは海が好きなのにボードはイヤなの??
わたしも見たいよ、ぴぴがブッピーさんと波に乗っているところ。
Commented by noone-sei at 2011-01-25 02:01
ムメイさん、
遅くなりまして、ごめんね。
八重洲ブックセンターのカバーは今でもこのままのようですよ。
お写真の本は昨秋のものですから。きれいですよね~~、ロマンチック♪

「一生に一度は」。一生懸命聴かせていただきました。
>壮大過ぎてありきたりなもの
??その矛盾はたとえばピラミッドとか?サバンナとか?

お母上とディズニーランド、いいですねー。
存じ上げないのにムメイさんのお母さんなら喜びそうだと思っちゃう。
仲良しさんでうらやましい。
行き先はどっちかな、ディズニーシーかな~~?
Commented by noone-sei at 2011-01-25 02:15
ひすさん、
一生懸命聴かせていただき・・・・ますね、いつかわが家で(笑)
>「一生に二度も三度もいつも」があったっていいんじゃないか?
と書きましたので、軽~くおいでませ♪
老後でもいいけどさー、いつでもいいんだけどさー、
できれば歩けるうちに来てくれるといいんだけどな。
なにしろ、一帯が磐梯朝日国立公園ですから、
歩いたほうがより楽しいのであります。わはは
あ。宿は一軒家の塾を提供いたしまする。
食のもてなしは、がんばりますとも。坊さんが(笑)

いつかいつかのお楽しみですね~
Commented by ハクママ at 2011-01-26 11:09 x
一生に一度は「犬と暮らしたい、それも大型犬と家のなかで」と思ってました。
都会の団地暮らしではムリだよな〜と半ばあきらめてました。
仕事で都会を離れられないだろうし、
引退してからでは年齢的に大型犬はムリだろうし、と。
が、しかし、一枚のチラシが舞い込んで急展開。
大型犬が飼えるマンションが近くにできたんです。
そんなわけで、「一生に一度は」が叶いました。
3頭なので、一気に「一生に三度」分の苦労と喜びを体験。
苦労より喜びのほうが3倍大きかったけれど。

もうひとつの「一生に一度は」は、
日本酒「十四代」のカメ入りを呑んだことですかね。
アキレス腱を切ったお見舞いにもらいました。
お見舞いにお酒というのも凄い発想ですが、
その日のうちに仲間と全部空けてしまったケガ人も凄い。
怪我と十四代がセットになっているとしたら、
「一生に一度」で結構です。
Commented by noone-sei at 2011-01-27 01:36
ハクママ、
今年もよろしくです♪

一生懸命聴かせていただきました。犬との暮らし、ですね。
ハクママんちのライフスタイルを都会型から野性的に(笑)変えちゃった犬たちですけど
三頭さま御一行は、今や、まるで初めから居たみたいな馴染み方で
暮らしてるんじゃないですか?
犬もしあわせ、人もしあわせ♪ ねっ。

ハクママ~
いつそんな大怪我を・・・
以前、パラグライダーで腰椎圧迫骨折というコメントをいただいたと
記憶しているのですが、、。知らなかったよ・・・
>「一生に一度」で結構です。
まったくだ!でも十四代だけなら「一生に二度も三度も」かしら?

ところでわたしも骨折したときに酒の解禁は整形外科医と飲みました、わはは
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