72夜 ときおりの休息 参  変わらないこと


 ・メンタルな話なので引き寄せられる人は読まないほうがいい

変わらないって、どんなイメージ?
変わらないことの良さ、安心感、安定感。
けれど、ものごとには両面があって、
変わらないことは醜悪だったり、怠惰だったり、凝り固まっていたりもする。
変わらないものの最たるイメージ、永遠というものは美しそうだけれど、
躍動に欠けていて老いたままを維持するとも言えないか?

清濁合わせ飲む、という言葉があって、これはとても危険な言葉だと思いつつ、
わたしはよく「折り合う」という言葉で折り合いをつけている。
もしかしたら、ありっこない境地を清濁のなかに見ているからかもしれない。

父を失ったり人との別れがあったり、
許し許される「ほどのよさ」を保つために淡水の交わりで折り合ったり、
悲しいことに変わることへの耐性をつけるために目をつぶったり耳を塞いだり。
後ろ向きに限りなく近い及び腰は、つまり臆病になってしまったからだ。
ほんとうはそれを大人の振る舞いと言えるだろうか。

言ってしまおう。 ・・今年になっての文章が嫌いだ。
どこか真綿でくるんで触りのいいところを泳ごうという意図が嫌いだ。
「王様の千と線」を始めた、破裂するようなものを抱えてどきどきしながら書いていた頃、
わたしは幾度こころが死んでもユーモアがいつかきっと助けてくれると信じていた。
現実が苦いものでも、書くことの苦さで相殺される、どこかでそう思っていた。

ではそれらは皆、塗り替わったんだろうか。
変わって替わって望みどおり、怠惰な安定を手に入れられたんだろうか。

諦めながらそれでももがいてしまうのは、
変わらないのではなくて変わり得ないから?
だとしたらずいぶんとそれは、業が深いものだな。




                          *  *   *



今夜のお写真も喫茶店のつづきを。

□大阪で見つけた喫茶店
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大阪環状線を降りて、ジャンジャン横丁に向かうところ。


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この喫茶店から、可愛いウェイトレスのおねえさんがコーヒーの出前に行くのを見かけた。
すぐ近くの店で将棋を指すおじさんが注文したのかな。


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これからお店が開店、しっかり掃除。


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大阪ではいつも思うのだけれど、食品サンプルが素敵。


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実は午前中。この店もモーニングサービスをやっている。



ところで鰐号が来月、甲子園球場に再び行く。
わたしとの旅が予行演習になって今度はひとり旅。
甲子園から始まって名古屋ドーム、東京で六大学野球、十日くらいかけて野球漬け。
ついこの間までは高校野球に夢中だった。
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by noone-sei | 2010-08-27 02:37 | ときおりの休息 参(12)


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