40夜 ひとり


 ・メンタルな話なので引き寄せられる人は読まないほうがいい


ひとりの時間が苦しい時と、ひとりの時間がなきゃいけない時ってないか?
過去の事象に囚われると身動きがとれずひとりの時間が苦しいけれど、
再生へのプログラムを発動させる糸口が見つけられるとひとりの時間が必要になる。

時間が薬というのは正しい。
けれども時間をどう使うかで薬の効き目はちがってくる。
思考を痺(しび)れさせて捨て置くこともあろうが、飾りなく思考して向き合うという方法もある。

喪失というのは、別れだ。
この「別れ」という言葉はとても大切で、「別れ」をきちんと認めて初めていろいろなものが動き出すように思う。
動物の親と子の別れ、人間の親と子の別れ、人の別れ、男女の別れ。
父との別れは、むしりとられるような別れだった。
鰐号とのへその緒を切ってやる時には、動物の本能のような感触があった。
人や男女の別れは、濃密な関係であればあるほど破綻は苦しい。
どのような「別れ」であれ、それを認めるところから「別れを弔う」ことが始まり「再生」が動き出す。
再生には、ふたたびという文字があるけれど、脳細胞が再生するようなふたたびのやり直しではない。

これまでわたしは、どこにあるのかわからない心というものの単なる器として「脳」という語句を使った。
電気的な刺激で点滅するだけの入れ物じゃないかと皮肉な使い方をしてきた。けれど、それはもうやめよう。
これまでの嘲(あざけ)るような使い方は、自分を嫌ったり大切に思えない心情の反映だったから。
脳は、思考する脳だ。

ひとりの時間、「思考」してさまざまな「別れ」をして、今「弔い」をしている。
「再生」が始まるのはこの弔いを終えてから。




今夜のお写真は書庫。同じものが二度写っているのは、ぼぉっとしているやつなので勘弁。
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夏から秋への書庫。
「天顕祭」(白井弓子)は重厚だった。「苺田さんの話」(小沢真理)は面白かった。
「越後屋小判」(奈知未佐子)は切ない話。遠藤淑子には男女ペアの話をもっと描いてもらいたい。


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秋から冬への書庫。
荒木飛呂彦は懐かしかった。「乙嫁語り」(森 薫)は描き込みが楽しい。
「魔女」(五十嵐大介)は深い。「ひみつの階段」(紺野キタ)は丁寧な気持ちで読んだ。
・・と、いままでになく感想も書いてみた。

ところで知ったこと。
花郁悠紀子と波津彬子は姉妹、森薫と荒川弘は女性作家。
「鋼の錬金術師」も「D.Gray-man」も「家庭教師ヒットマンREBORN!」も女性作家のだったとは。びっくりだ。


追って:
いつもここに積むのは漫画であって本ではありません・・ 本はほとんど読まないのです・・

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by noone-sei | 2010-01-17 03:10 | Comments(14)
Commented by しょーじ at 2010-01-17 14:44 x
ひぇ~、これだけ本がありながら、吉野朔実しか知らないです(笑)

私は、ひとりの時は人を求め、人といる時は孤独を求める傾向がありまして。
まぁ、独身時代はひとり暮らしなので、毎日がひとりの時間でしたが、
結婚してしまうと、便所と浴室と車の中だけがひとりの時間です。
Commented by ひす at 2010-01-17 18:22 x
たくさん読まれてますね!
驚きだ~。
まるで冬眠前のクマさんの食いだめのようだ~!
今頃は脳内で反芻してはるんではなかろうか?
頭の中で、おいしかった話同士がぐるぐると混ざり合って…

一人の時間が必要な時、というか、そういう時間が欲しい時があります。
今までのかかわりをすべて断ち切ってしまいたくなる時。
嫌になったとか、破れかぶれとか、リセットとか、そういうのではなく、
多分、私の場合は一人で何も考えず、

じっと丸まっていたい時なんだと思います。
Commented by noone-sei at 2010-01-18 00:29
しょーじさん、
えぇ~っ、吉野朔実を知ってることの方がわたしには驚きですよー。
たいへん意外でありますっ。

ウサギはね、ひとりでいるとさみしくて死んでしまうのですって。
(実際には一羽で飼っても問題ないんですけど)
ひとと暮らすことの中で得るひとりの時間がちょうどいいのかもです。
そういえば王様も車の中が書斎化(?)してるです。落語なんか聴いたり
茶道の本を読んだりしてるみたいですなー。
Commented by noone-sei at 2010-01-18 00:52
ひすさん、
食いだめ、、、?ぷぷぷ。冬眠前なのかしら~、熊だったのかしら~。
反芻でわたしは牛をイメージしてしまいましたよ。
http://www.rakuno.ac.jp/rakuno/05_syouka.html
冬眠することもなく、いつも口をもごもごさせて反芻して消化する、
はっ!わたしって、牛だったのかも!って。

ひすさんはさみしがり屋さんだけど、やっぱりひとりの時間が要る時あるんですね。
わたし、二度しかまだ大阪に行ったことありませんが、
大阪で会話した人たちは皆、かかわりが洗練されているなぁと思ったのです。
かかわりを大切にしながら距離感も大切にして、相手を尊重する感じ。
上げたり下げたりしながら許し許され、その妙味はなんというか、
実は後ろ側にあるものまで掬い上げながら会話しているというか。
丸まりたいというのは、察するにひすさんのナイーブさからくるもの。
まだ氷点下の冬ですから冬眠などなさいませ~。
Commented by くるり at 2010-01-18 07:25 x
「REBORN」も女性だったんですね。
アニメを時々見ているけど、
そう言われてみれば、原作の絵柄は女性っぽいかも。
「愛があればいーのだ」は大好きでした。
こんな自由な教師いないだろってとこが。
セイちゃんとオラオラ(「バオー」はオラオラじゃない?)
ってイメージ結びつかないのだけど…。

と、漫画には反応してみたよ。
Commented by mica at 2010-01-18 14:44 x
「天顕祭」、わたしも好きです。
白井弓子さんのWEBサイト、以前からよく見ていて
(作家の高橋菜穂子さんつながりで)
同人誌とか自費出版でなくて、ちゃんと出てくれて
とても嬉しかったです。さすがの躍動感でした。

波津彬子は、デビューしたての頃
たぶんグレープフルーツだかプチフラワーで
読んだと思うのだけど、なんか三原順の真似?
にしても、デッサン狂ってるなー、と
思ったのを覚えております。
今では「大御所」のひとり、なんでしょうね。

荒川弘は、自画像がウシだし(笑)
男性だと思ってる人も多いかもしれませんねw
Commented by ハクママ at 2010-01-18 16:19 x
セイさん、たくさん本を読んでいるんですねえ。
「冬ごもり前のクマ」、う〜ん言い得て妙。
たくさんのものを入れるから、きっとひとりで反芻する時間が
たくさんたくさん必要なんだろうな〜〜。
横着な口と胃袋を持った私には、
脅威の食欲(知識欲)であります。

さて。
私の場合、ひとりでいるのが苦しいときは
気持ちがへこんでいるとき。
ひとりでいなければならないときは真剣にかんがえるとき、
何かに集中しなければならないとき。
でも、ちょうどいいふうにはならないのですね。
特に後者のとき、邪魔をしてくれるのは犬とクマです(笑)。


Commented by ろここ at 2010-01-18 23:26 x
こんばんは~。
「吉田秋生」のスペシャルよみきり集ってなんですか?
気になります。 読んでないやつが収録されてるんだったら買いたい。
「伊平次とわらわ」は私も最近読みました。
じんわり面白いです。。。
Commented by noone-sei at 2010-01-20 23:34
くるりちゃん、お返事が遅くなってごめんねーーー。
あのね、金田一少年の事件簿の漫画も女性が書いてるんじゃなかったかなぁ。(アヤシイ)
とにかくっ。ハガレン、知ってたなら教えてくれよー、びっくりしたんだー。
くるりちゃんが既に知っていて二度びっくりしたのですぞ。
さて、「バオー」は相当好きな漫画でした。
オラオラぢゃなくてバルバルバルーね。読み直して確認したです、はは
「愛が・・」は幼馴染の女優さんのお話なので、ちがう題名ではないかな。
逆に、その教師ものの題名がわかったら教えてください、ぺこり。
Commented by noone-sei at 2010-01-20 23:47
micaさん、
「天顕祭」、いいですね、とってもいいです。
改めて帯を見たら上橋さんのおことばがあったんですね、気づかなかった。
偶然なんですけど、上橋さんの書いたものは今まで知らなくて
古本屋で「獣の奏者」の漫画の背表紙が目に飛び込んできて、
手に取ったら面白くて、NHKでアニメ化されてもいるって知って。
藤原カムイの「精霊の守り人」も読んだばっかりで。
micaさんなら原作を読むのだろうなぁ。
本を読まないわたしも、さすがに「獣の奏者」の完結したことを知って、
読みたい衝動がありましたが、漫画がちゃんと終わってからのお楽しみに
とっておくことにしたです。

波津彬子の英国紳士は頭がでかい。顔がでかい。
東洋の少年は美しいのだけれど。

現在、ひとりハガレン祭りに浮かれておりまして。
一巻目から再読、アニメ、月刊誌の応募者サービスの携帯充電器、
ほとんどアホですな。
Commented by noone-sei at 2010-01-21 00:57
ハクママ 、
>セイさん、たくさん本を読んでいるんですねえ。
ぎょ。いえいえハクママ、それおおきな誤解だから。
本文にも追記しちゃいましたが、わたし、恥ずかしながら本はほとんど読みません。
ついでに告白すると新聞も読みませんの。ほほほ

漫画は身を入れて読むです。
わたしのフロンティア精神のリトマス試験紙です(意味不明・・)。
映画と漫画のない人生は考えられないです(いまのところ・・)。
仕事がちいさいひと相手だからね、若さの源は確保しとかないとという理由もありです。

クマさんと犬たちが邪魔にはいるのでちょうどかもですよー。
ハクママは集中力が高そうだから、思考の世界に行ったきりにならないよう、
ちょうどいい塩梅の歯止めになってくれてるのかも~。
あぁ目に映るようだ・・
Commented by noone-sei at 2010-01-21 01:11
ろここちゃん、
それはね~ ここ↓ に詳しい作品名があるよ~
http://flowers.shogakukan.co.jp/artists/art_c.html

80年前後の作品ですね~
ゴキブリの背中に名前書いたら人間になっちゃうやつ?とか。
むしろわたしはセレクション2というのが欲しいなぁ。
読んだことないのがこっちに収録されている感じがします。

「伊平次とわらわ」は坂田作品ではいまのところ一番すきです。
二巻目をようやく手に入れたのでお写真に載せましたー。
ろここちゃんのところで見たら、おなじシリーズで一巻目が載っていて嬉かったわー。
Commented by ブッピー at 2010-01-22 23:55 x
「鋼の錬金術師」が女性作家だったとは知りませんでした。
甥っ子がアニメで「鋼の錬金術師」を見ていて、たまたま私も見たときに
これって、子供が見るアニメ!?と少々驚いて、その後再放送で私もハマってしまい、なんと!映画まで見に行ってしまったんですよ~
大人で恥ずかしいかな?と思いつつ遅めの時間帯を選んでいったら
大人だらけでした(*^m^*)
コミックをちゃんと読んでみたくなりました!
Commented by noone-sei at 2010-01-23 01:58
ブッピーさん、
ね~、びっくりですよね。
今またやっているアニメと前にやったアニメはストーリーがちがうみたいですよ。
わたしも映画を観ました!しかも映画館で観た大人のひとりです~。
前にやったアニメの延長線にあるお話でしたね。
原作のコミックとは途中からちがうお話になっていました。
(↑これはこれでどろどろしていて別の面白さがあるんですけど)
ブッピーさんも観ておられたとは嬉しいなぁ。

・・で、コミック。読みなさいませ!ハマります。
伏線がかならず後になって回収されますから安心です。
物語に破綻がないというのが、大人が観る読む理由だと思います。
ところで、わたし、大人ですけど(←しつこい?)映画「ワンピース」も
こないだ映画館で観てきましたーー。

ハガレンの原作コミック、ハマれなかったら勘弁ね~、ほほほ
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