9夜 すこし前の春


散歩の道々で見かけている野菜のお写真を
ようやっと撮ったと思ったら、あっという間に山々は、花々が開花の伝播。
あんまりいっぺんに咲くものだから、花に酔ってしまう。

桜の好きだった父を思って、
母があっちの桜、こっちの桜と、桜を追うのにいそがしい。
昼はしだれ桜、江戸彼岸、山一帯のソメイヨシノ。
夜は池に火が映る、桜の下のかがり火。

こんなにちいさなこの地だけれど、花には花の伝播する時間差があって、
例年ならこんなにせわしなく追わずとも、もう少し長く楽しめたものだけれど。
今年の「春」は、なにを焦っているんだろう。
いっぺんに咲いたらいっぺんにさみしくなるじゃないか。

誰とも約束していないのに、
この地に遊びに来るなら春の花の数日を逃さずに早く早く、と、
毎年遠くの友達に教えたくなるものだったが、
こんなに早いのでは豪奢な春を観せてやれないじゃないか。



次の夜にはまた花のお写真を載せるから、
王様の千と線を訪れてくださる方々が酔ってしまわぬよう、
今夜は緑と土のお写真を。



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まだ花が開かない、ほんの数日前の桃畑。
おばあちゃんが芽選りの手を休めて一服。


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花がなくて区別がつくだろうか?
リンゴの木は一本の幹から、ごつごつと腕を伸ばしたような姿。
桃の木は地面からはやばやとほっそりした手を広げる。


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道々の草。名のある雑草なのだろうに、物の名知らずでちょと悲しい。

追って:
教えていただきました、ありがたい。
左上から時計回りにタネツケバナと天人唐草、ノボロギクとホトケノザ、ヒメオドリコソウ、タネツケバナ。



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田んぼには農機具が入り、土が起こされている。水が入るのはもうじき。向こうに見える白い山は安達太良。
畑にも新しい土が入り、もう急いで種まき。
吾妻山の雪がだいぶ消え、白い雪が融(と)け残り、種まきうさぎの姿が見えたから。


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左上から時計回りに、くきたち菜、かぶれ菜、セリ、からし菜。


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アサツキはひょんとした細い茎、ノビルはひょろんとした細い茎。父はひょろこと呼んでいた。
これはアサツキ。


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これはもうトウが立ち始めたからし菜だけれど、
なんてきれいな緑なんだろうといつも思う。上手く手早くさっと茹でると鮮烈な辛み。


・・わかったようなことを書いているけれど、物の名知らずばかりでなく物知らずでもあるので、
間違っていたら教えてください。





ちかごろの犬たちは

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あった。

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あったあった。

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食べたい。

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食べちゃおう。

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食べてる食べてる。

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ごっそさまー。


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・・わたし、鼻をふくらますことができます。

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じぃぃぃぃ・・・
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by NOONE-sei | 2009-04-12 03:45


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